ソフトボール男子の日本一を決める「全国大学選抜男子ソフトボール選手権大会」が10月31日〜11月1日、富山県岩瀬スポーツ公園(富山県富山市)で開催される。全国9ブロック(北海道・東北、関東、北信越、東京、東海、近畿、中国、四国、九州)の予選を勝ち抜いた強豪16チームが出場し、トーナメントで優勝を目指す。
競技説明
基本的なルールは野球と同じだが、塁間の距離やボールの大きさなどが異なる。塁間は野球(27.43メートル)よりも短い18.29メートルで、野球のマウンドに当たるピッチャーズサークルの中心にある投手板から本塁までは13.11メートルと約5メートル短い。一方でボールは野球よりも大きく、円周30センチ強。投手の投球は下手投げだが、世界のトップ選手ならば速球は時速120キロを優に超え、野球に換算するなら体感速度は160キロに達するとも言われる。イニングは7回までで、延長八回以降は無死二塁から開始するタイブレーカーを採用。その他にも先発メンバーだった選手は一度交代しても再出場できるリエントリー、投手が投げるまで走者は離塁(リード)禁止など、ソフトボール独自のルールがある。
見どころ
注目は、4連覇がかかる日本体育大学。エースで主将の小山玲央、調和政、メーンズ・ジェーラン・秀吉ら日本代表メンバーをはじめ、今年も豊富なタレントが揃い、死角はなさそうだ。小山は130kmを超えるファストボール、ライズボール、多彩な変化球を自在に操り、打ち崩すのは困難。日本体育大学の牙城を崩すのは、昨年準優勝の早稲田大学か。2年連続決勝で日本体育大学に敗れており、好打者・石井智尋、堅守強打の捕手としてチームを率いる澤優輝を中心に伝統の組織力で今年こそは雪辱を果たしたい。キャプテン実松悠仁、エース海邉和也のU-23日本代表コンビを擁する福岡大学、U-23日本代表の吉永文太が鍵となる環太平洋大学も侮れない。
10月31日に行われる1回戦の組み合わせは次の通り。
富山大学 (北信越) vs. 中京学院大学 (東海)
国士舘大学(東京) vs. 福岡大学(九州)
国際武道大学(関東) vs. 香川大学(四国)
早稲田大学(東京) vs. 立命館大学(近畿)
日本体育大学(東京) vs. 熊本学園大学(九州)
神戸学院大学(近畿) vs. 環太平洋大学(中国)
北海道大学(北海道・東北) vs. 関西大学(近畿)
城西大学(関東) vs. 中京大学(東海)
競技日程
10月31日 1回戦、準々決勝
11月1日 準決勝、決勝
※熱戦の様子を専用の配信ページからライブ配信します。
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